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?A開元の配慮及び裏当て金付き形材
平板の突合せ溶接は、板厚6mmまではシヤー切断したままのI形開先で、一時裏当て金を用いた片側一層ミグ自動溶接が可能である。しかし、現場作業としては、板厚4mmからV形開先として両面溶接する方が望ましい。これと同様に、厚肉形材で組立時に長手方向突合せ溶接を行うものには、断面形状として端部にV形開先をあらかじめ設けておくのがよい。このような例は、πセクションで実施されている。
裏当て金付き形材は、6N01合金に限られるが、アルミ電車構体床板(ホロー形材。表3.7の注(3)の付図参照)の継手形状が代表的なものである。形材端部の一方は平板状とし、多端を裏当て金とするもので、後者の形状例を図3.5に示す。図のタイプI〜IIIは海外の例であり、タイプIVは上述の床板に用いられている。これらの継手構成の疲労強度も検討されている*3ので特に問題はないが、溶接時の蓄熱を少なくするために裏当て金部の厚さを3mm程度以下となるべく薄くするのがよい。図3.6は、海外で最近市販されている小型船舶上部構造用6082−T6合金押出形材の断面図の一例であり、裏当て金部の肉厚は2mm未満に薄肉化されている。

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図3.5 押出形材の裏当て金の形状例

 

 

 

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